こんにちは。服部ゼミ三期生の奥山、矢野です。
2016.3.22~3.23で山梨県河口湖へ行き3期生春合宿を行いました。読書会に始まった服部ゼミ基礎演習において、集大成である春合宿までの経緯をここに報告させていただきます。
大学2年後期から始まった服部ゼミ基礎演習で私たちが最初にしたことは読書会でした。
1つ目のテキストとして「大学での知的トレーニング : アタマがナマっている人へのメッセージ 」(著:楠木建)を読み、大学で勉強することの意義や、知的スキルの体系について学びました。
2つ目は「創造の方法学」(著:高根正昭 出版:講談社現代新書)を読み、論理的思考や科学的研究の種類について学びました。ここでは章ごとに個人の解釈をまとめ、発表し議論することによって理解を深めました。
論理的にものごとを考えるための基礎知識を獲得した私たちが次に行ったことは、統計知識の復習と統計ソフトの使い方を学ぶことでした。実際に統計ソフトに触れながら統計理論も学ぶという形式をとったため、どの場面でどういった分析を行うのかについて理解が深まりました。
さて、ここまでインプットを中心に学習を積んできた私たちですが、ここでようやくアウトプット中心の研究へと移ります。
今回の研究テーマは、「時間志向と大学生活」でした。これは、統計学習と並行して行っていた「迷いの晴れる時間術」(著:フィリップ・ジンバルド、ジョン・ボイド 出版:ポプラ社)の読書から設定したメインテーマでした。(時間志向について詳しく知りたい方は本ホームページの「ジンバルドの時間志向テスト調査について」のページをご覧ください。)
この時点で3チームに分かれて
サブテーマ決定(時間志向と①恋愛②SNS③アルバイト)⇒アンケート作成⇒アンケート集計⇒分析⇒考察
の流れで研究を行いました。
さて、いよいよ春合宿での研究結果発表です。
各グループの発表の持ち時間は「プレゼン10分+質疑応答5分」でした。また、
(1)全体の論理的なつながり
(2)分析の手堅さ、正確さ
(3)結果の納得性、面白さ
(4)結論の納得性
の4つの採点基準を設けそれぞれ5段階評価の20点満点とし、その合計得点の平均を競いました。(評価者は発表チーム以外)
結果、優勝したのは時間志向とアルバイトへの姿勢を研究したグループでした!(文責の奥山、矢野は優勝を逃した悔しさを押し殺しながらこの活動報告を書いております、、、)
発表後は服部先生からフィードバックをいただいたり、三期生で今回の反省点や今後のゼミ活動について話し合いを行ったりしました。
2日目はより服部ゼミ3期生のチームワークをより高めるため(これまでのご褒美として)富士急ハイランドに行ってきました。全力で学び、全力で遊ぶを体現できたように思います。
今回の活動を通じ、問いを立てることの重要さと難しさ、アンケート作成や分析方法から聴衆を惹きつける話し方まで、研究を行い発表するまでの様々な発見がありました。また、予定の組み方や役割分担等、グループ活動ならではの課題も浮かび上がり、収穫の多い半年間でした。
4月になり第3学年となった服部ゼミ3期、様々なプロジェクトに向け、すでに動き出しております
今後もお楽しみに
文責 奥山、矢野