読書の記録(随時更新)

このページでは、皆さんに紹介しておきたい書籍や論文について、僕の「読書の記録」の一部を公開しようと思います。

人に見せることを前提にしたものではないので読みにくいかもしれませんが、科学的な研究の息吹くらいは、感じてもらえるのかなと思います。

以下、随時更新していきますが、その前に少し、「読書の記録」ということ自体について考えてみたいと思います。

 

みなさんは、自分が読んだ文献をどのように(1)整理し、(2)内容を保存し、(3)リスト化しているでしょうか???

「そのようなことは全くしていない」という方もたまにいらっしゃるのですが、羨ましい限りです。僕は読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうので(つまり自分の短期メモリにあまり自信がないので)・・・・知識を蓄積的にストックし、新しい知識を古い知識を連結させるために、

(1)本棚に収納したり、データとしてフォルダに保存したりというふうに、読んだ文献を物理的に整理しておくこと(→ここでは「整理」と呼びます)、

(2)文献の中身をなんらかの形で集約・要約して残しておくこと(→「保存」と呼びます)、

(3)どのような文献を読んだのかという、一覧を把握しておくこと(→「リスト化」と呼びましょう)

が必要不可欠な作業になっています。

この3つから構成される作業を、僕は「読書の記録」と読んでいます(勝手な、造語です)。

 

たとえば(1)については・・・・・

書籍は、スキャンなどで電子化せずに、現物のまま研究室と自宅の書棚にストックしています。

書棚への陳列の仕方には、以下のような簡単なルールがあって、これを厳密に守っています。

 

a.まず書籍は服部自身の分類枠組みに基づいて(「人材マネジメント」とか「社会学」とか)、カテゴリ化し、そのカテゴリごとに陳列する

b.そうしたカテゴリの中で、「人材マネジメント」や「ミクロ組織論」のように頻繁に手に取るカテゴリほど、自分の作業用デスクに近いところに陳列する(ちなみに最も遠くにあるカテゴリは、「古典・文学」です)、 

c.さらに、「人材マネジメント」といった特定のカテゴリ内の書籍は、頻繁に手に取る順番に右側から並べる(右側が、服部の作業デスクに近いから)、

d.特定のカテゴリ内の書籍を手にとって、戻す際には、そのカテゴリの最も右側に返却するようにする、

e.ただし、自分の席に最も近い棚には、「例外的に手に取る頻度の多い書籍群」という特別なカテゴリを設ける。ここには、たとえばその時点で執筆している論文に直接関わるもので、瞬間風速的にきわめて手に取る頻度が高いものを、上記「a」のカテゴリを度外視して陳列する。そして、その論文の執筆が終わり次第、それらの書籍は、通常のカテゴリの一番右側の位置に戻す

 

・・・・というルールです。

これを厳密に守っていくことで、「頻繁に手に取る本ほど、自分の近くにある」状態が常にキープされるし、ある本が必要だという想起が起こってから、その本を手にするまでのリードタイムが最小化される(気がする?)のです。

経営学は、「最も無駄のない、ベストな仕事とはなにか」を探求するところからスタートしたわけですが、僕もその精神に立ち返ろうというわけですね。

 

ちなみに(2)の内容の保存と(3)リスト化については、EVERNOTE(https://evernote.com/intl/jp/)を活用しています(最初はフリーで使っていましたが、今はPremiumにアプグレードしています)。

このページでは、この「(2)内容の保存」に関わるもののうち、僕が特に皆さんに紹介したいものを選んで、pdfファイル形式で紹介していくつもりです。

以下、順次更新していきます。

 

 

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#1科学革命の構造.pdf
PDFファイル 589.1 KB
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#2Social Research Strategy.pdf
PDFファイル 951.8 KB
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#3組織シンボリズム論.pdf
PDFファイル 961.9 KB
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#4Personnel Selection as a Signaling Gam
PDFファイル 168.8 KB
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#5ケーススタディの方法(ロバート・イン).pdf
PDFファイル 1.8 MB